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予約システムを入れたらお客さんは増えますか?|増えないものと、増える(戻ってくる)もの

最終更新日:2026年8月22日

「予約システムを入れたら、お客さんは増えますか」。 個人でお店をやっている方から、いちばんよく聞かれる質問です。 この記事は、予約システムを入れようか迷っている小さなお店向けに、増えるのか・増えないのかを、 言い切れるところははっきり言い切って整理したものです。

先に結論

  • 受付だけをする予約システムでは、新しいお客さまは増えません。 お店を知らない人に届く仕組みが無いからです。
  • 増えるのは、今まで「取りこぼしていた分」だけです。 電話に出られなかった・DMの返事が翌日になった・満席かどうか答えられなかった、で消えていた予約が戻ってきます。
  • 「入れたら増えた」という話の多くは、掲載媒体(ポータル)とセットのサービスの話です。増えているのは予約システムの力ではなく、媒体の送客の力です。
  • 料金の形を見れば、どちらの型か判断できます。予約1件ごとの手数料がかかるものは送客がセット、月額固定だけのものは送客をしない、とおおむね分かれます。
  • 取りこぼしが起きていないお店なら、予約システムを入れても予約はほぼ増えません。その場合、入れる理由は「増やす」ではなく「ラクにする」です。

なぜ「予約システム」で増える・増えないの答えが割れるのか

検索すると「予約システムで集客機会が広がる」と書いてある記事と、「入れても増えない」と書いてある記事の両方が出てきます。どちらも嘘ではなく、「予約システム」という言葉が2種類のものを指しているのが原因です。

掲載媒体型 受付型
何をするか お店を一覧に載せて、探している人に見せる+予約を受ける 自分のお店のお客さまからの予約を受けて整理する
新しいお客さまに届くか 届く(媒体の検索・特集・クーポン経由) 届かない
料金の形 予約1件ごとの手数料、または掲載料が中心 月額固定が中心
お客さまの立場 媒体の会員になる(媒体のIDで予約) お店の予約ページを開くだけ

「入れたら増えた」は左の話で、「入れても増えない」は右の話です。 右の受付型を入れて「増えなかった」と感じるのは、失敗ではなく、そもそも増やす道具ではないだけです。

受付型の予約システムで、それでも「増える」ものは何か

新しいお客さまは増えませんが、今まで消えていた予約は戻ってきます。消え方には、だいたい3つの型があります。

  1. 時間で消える … 営業時間外・施術中・仕込み中で電話に出られず、そのまま別のお店に行かれた分。
  2. 往復で消える … DMやLINEで「◯日空いてますか」「その日は満席で、◯日なら」「じゃあ考えます」のあと、返事が来なかった分。
  3. 答えられなくて消える … その場で残りの数や空き枠が分からず、「折り返します」で止まった分。

受付型の予約システムは、この3つを「お客さまが自分で空きを見て、自分で確定する」形にして減らします。 戻ってくるのはもともとお店に来ようとしていた人です。ここが掲載媒体型との違いで、知らない人を連れてくるのではなく、来ようとしてくれた人を逃さなくする道具です。

うちのお店に「取りこぼし」はあるのか、見分ける方法

入れるかどうかは「取りこぼしが起きているか」で決まります。難しい分析は要らなくて、1〜2週間、次の3つを数えるだけで十分です。

  • 営業時間外の着信・不在着信の数(かけ直して予約につながった数も)
  • DM・LINEで「空いてますか」から始まって、確定せずに終わったやり取りの数
  • 「満席です」「売り切れです」と返した回数と、その返事がどれくらい遅れたか

3つともほぼゼロなら、取りこぼしは起きていません。予約システムを入れても予約はほぼ増えませんし、それで正解です。 ゼロでないなら、その数がだいたい「戻ってくる上限」です。それ以上は増えません。

「入れたら増える」を期待してしまうと何が起きるか

増やす目的で受付型を入れると、使われないまま月額だけ払う形になりがちです。 予約ページを作っただけでは誰も見に来ないので、既存のお客さまにリンクを渡す(店頭のQR・Instagramのプロフィール・LINEの挨拶文・Googleの予約リンク)ところまでやって、はじめて取りこぼしが減ります。 逆に、「増やす」ではなく「電話とDMの往復をラクにする」目的で入れたお店は、戻ってくる分が少なくても続きます。目的を先に決めておくと、期待はずれが起きません。

新しいお客さまを増やしたいなら、それは予約システムではなく、掲載媒体・SNS・口コミ・地図サービスの仕事です。予約システムはその後ろで受け皿をやるもの、と分けて考えるとすっきりします。

YORYOR の場合

YORYOR は受付型です。はっきり書いておくと、YORYOR に登録しても新しいお客さまは増えません。 ポータルサイトではないので、お店を検索して新規のお客さまを送る仕組みはありません。 すでにいるお客さまからの予約を受け取って整理する道具で、そのぶん予約1件ごとの送客手数料・成約手数料はかかりません(料金は使うサービス1つにつき月額980円・税込だけです)。

取りこぼしに対しては、こういう形で効きます。

  • 取り置き予約(パン屋・ケーキ屋・惣菜店など): 商品ごとに1日の上限数を決めておくと、残りの数が自動で計算されて売り切れ表示になります。「まだありますか」の往復が減ります。
  • 定員予約(教室・ワークショップ・カジュアルな飲食): 時間帯ごとの受付人数の上限を決めておくと、お客さまが人数を指定して申し込めます。
  • 予約帳(美容室・ネイル・整体など、お一人ずつ時間を取るお店): メニューの所要時間から空き時間を自動で計算し、お客さまがご自身で変更・キャンセルできます。前日のリマインドメールもあります。
  • お客さま側にアプリのインストールも会員登録も要りません。リンクを開くだけなので、「登録が面倒でやめた」型の取りこぼしを作りにくいです。
  • カード登録なしで14日間試せるので、上で数えた「取りこぼし」が実際に戻ってくるかを、お金をかけずに確かめられます。

できること・できないことの一覧は /spec に、質問と答えは /faq にまとめています。

合わないケースも正直に書いておきます。 新しいお客さまを増やしたい、という目的やと、YORYOR はたぶん合いません。送客はしませんし、クーポンを配る機能も、お店を特集する場所もありません。その目的なら掲載媒体型のほうが、手数料はかかってもちゃんと役に立ちます。 それから、上の3つを数えてみて取りこぼしがほぼゼロやったお店も、急いで入れる理由はないと思います。電話とノートで回っているなら、それが一番ラクなこともほんまにあります。

まとめ

  • 受付型の予約システムでは、新しいお客さまは増えない。増えるのは取りこぼしていた分だけ。
  • 「入れたら増えた」は掲載媒体型の話。料金に1件ごとの手数料があるかで、どちらの型か見分けられる。
  • 入れる前に、営業時間外の着信・確定しなかったDM・満席の返事の遅れを1〜2週間数える。それが戻ってくる上限。

参考

YORYOR は個人経営・小規模のお店のための予約とシフトのサービスです。料金は1サービス月額980円(税込)で、予約1件ごとの手数料はかかりません。できること・できないこと を先に読んでから、カード登録なしの14日間無料 でお試しください。

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