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個人店が予約の電話を減らす方法|ネット受付で減る電話・残る電話

最終更新日:2026年8月7日

「予約の電話を減らしたい」。ひとりでお店をやっていると、これはかなり切実な話やと思います。手を動かしている最中でも電話は鳴るし、出れば作業が止まってまう。止まった手を戻すのに、また時間がかかる。

この記事では、ネットで予約を受けられるようにしたときに 減る電話残る電話 を分けて整理します。読み手は、スタッフが数人までの小さなお店の店主さんです。

先に結論

  • ネットで予約を受け付けられるようにすると、予約の電話は減ります。ただしゼロにはなりません。減るのは「予約したい」「空いていますか」の電話で、残るのは「これで予約できていますか」という確認の電話と、電話でしか予約しないお客さまです。
  • 効果を決めるのは、道具の性能よりも 受付ページのリンクをどこに置いたか です。お客さまが電話番号に出会う場所すべてにリンクが並んでいないかぎり、件数は減りません。
  • 「今日やっていますか」「何時までですか」という電話は、予約システムではほとんど減りません。これは営業時間の情報を出す側の仕事です。
  • 「電話に出る手間そのものをなくしたい」場合、必要なのは予約システムではなく自動応答(IVR)や電話代行です。目的が違うので、同じ土俵で比べると選び間違えます。
  • 電話をゼロにする必要はありません。件数が半分になれば、営業中に手が止まる回数もそのぶん減ります。

そもそも、かかってくる電話は何の電話か

対策を選ぶ前に、いまかかってきている電話を分けてみてください。だいたいこの4つに収まります。

  1. これから予約を取りたい
  2. 予約した内容を変えたい・キャンセルしたい
  3. 今日やっていますか/その時間は空いていますか/あの商品はまだありますか
  4. それ以外(道案内、間違い電話、営業電話)

紙を1枚レジの横に貼って、1週間だけ正の字を付けるのがおすすめです。「電話が多い」という感覚だけで道具を選ぶと、いちばん多い種類に効かないものを買ってしまいます。ここを分けずに検討したせいで、月々の固定費だけが増える、というのが一番もったいないパターンです。

ネット受付で減るのはどの電話か

種類ごとに、効き方はまったく違います。

電話の中身 ネット受付で減るか 理由
これから予約を取りたい ◎ 大きく減る 24時間いつでも受け取れるので、営業時間外にかかっていた分も含めて受付ページ側に移る
予約の変更・キャンセル ○ 仕組み次第 お客さま自身で変更・キャンセルできる作りなら減る。できない場合は電話のまま残る
残り数・空き枠の確認 ○ 減る 残りの数や空いている時間帯がページに出ていれば、聞く必要そのものが消える
今日やっていますか/何時まで △ ほとんど減らない 予約の仕組みの話ではなく、営業時間の情報が見える場所にあるかの話
道案内・営業電話 × 減らない まったく別の問題

大事なのは4行目です。営業時間や臨時休業の問い合わせは、予約システムを入れても減りません。ここは検索したときに出る情報(地図サービスの営業時間、SNSの固定投稿)を整える仕事で、予約の道具とは担当が別です。

「ネット予約を入れたのに電話が減らない」のはなぜか

導入したのに手応えがない、という声には、だいたい原因が3つあります。

1. リンクが、お客さまが見る場所に置かれていない

これが圧倒的に多い原因です。受付ページを作っても、お客さまがそれを見る前に電話番号に行き着いていたら、電話はかかってきます。置いてへんかったら、無いのと同じです。

やることは単純で、自分のお店の電話番号が載っている場所を全部書き出して、その全部の場所に受付ページのリンクを併記する。地図サービスのプロフィール、SNSのプロフィール欄、ホームページ、名刺、ショップカード、店頭の貼り紙。

なお Google ビジネス プロフィールには、予約管理サービスを使っていないお店でも「ビジネス プロフィールに独自のリンクを追加することもできます」と公式ヘルプに書かれています(参考)。自前の受付ページのURLをそのまま置けます。

2. 「ちゃんと予約できたのか」が不安で、確認の電話がかかる

予約ラボの文献レビューでは、オンライン予約を避ける最大の要因は「知覚されるリスク」=入力を間違えたのではないかという不安だと紹介されています(参考)。予約したのに不安になって確認の電話をする、という行動はここから来ます。

対策は、送信した直後に、予約内容の書かれた自動返信がお客さまに届くこと。手元に文字で残っていれば、確認の電話は目に見えて減ります。

3. 電話でしか予約しないお客さまは、一定数残る

これは仕組みで消せません。長く来てくださっている方ほど電話に慣れています。無理にやめさせようとせず、会計のときに一度だけ「次からこちらでも取れます」と案内するくらいがちょうどいいです。全員を移す必要はありません。

電話を減らす順番

道具を選ぶ前に、この順番でやると失敗しにくいです。

  1. 受付ページのURLを1本つくる。何を使うにせよ、お客さまに渡せるURLが1本あることがすべての前提になります。
  2. 電話番号が載っている場所を全部洗い出し、その全部にリンクを置く。ここがいちばん効きます。ネットで受け付けていることを知らせる場所が漏れていると、そこからは今までどおり電話がかかってきます。
  3. 出られない時間の受け皿を決める。留守番電話のメッセージでURLを読み上げるのは現実的ではないので、「ご予約はプロフィールのリンクから承っています」と案内して、SNSや地図サービス側のリンクに着地させる形が無理がありません。
  4. 常連のお客さまには、直接手渡しで案内する。QRコードを印刷したカードを1枚渡すのが、いちばん早いです。

「電話に出なくてよくする」道具とは、別の話です

ここを混ぜると選び間違えます。

  • 自動応答(IVR)・電話代行……かかってきた電話に出る手間を肩代わりする道具。電話の件数は減りません。
  • ネット予約・ネット受付……そもそも電話をかけずに済ませてもらう道具。電話に出る手間はゼロにはなりません。

「鳴る回数を減らしたい」のか「鳴ったときに自分が出なくて済むようにしたい」のか。先にどちらかを決めてから、道具を見にいってください。

YORYOR の場合

ここから先は、僕がつくっている YORYOR の話です。YORYOR は、小さなお店向けの予約とシフトのサービス群で、お客さまから予約を受けるものは3種類あります(できること・できないこと)。

  • 取り置き予約……商品を個数で押さえて店頭で受け取ってもらう形。1日の上限数を決めておくと、日ごとの残数が自動で計算され、売り切れ表示になります。パン屋さん・洋菓子店・惣菜店など。
  • 定員予約……時間帯ごとの定員と人数で受ける形。教室・ワークショップ・カジュアルな飲食店など。
  • 予約帳……メニューごとの所要時間から空き時間を自動で計算する、お一人ずつ時間を取る形。美容・ネイル・整体など。お客さまがご自身で変更・キャンセルでき、前日にリマインドのメールが届きます。

上で書いた「残り数の確認の電話」に効くのが取り置き予約の売り切れ表示で、「変更・キャンセルの電話」に効くのが予約帳の自己変更です。お客さま側はリンクを開くだけで、アプリのインストールも会員登録も要りません。営業する曜日と臨時休業日は1か所で設定すれば、契約している全サービスに反映されます。

料金は1サービス月額980円(税込)だけで、予約が何件入っても1件ごとの手数料はかかりません。カード登録なしで14日間ためせます(よくあるご質問)。

合わないケース

正直に書いておきます。

  • 電話に出る手間そのものをなくしたい、という目的やと、YORYOR は合いません。 電話の自動応答やAIによる代理応対の機能は持っていません。ネットからの受付口をつくって、かかってくる件数のほうを減らす道具です。
  • 新しいお客さまを増やしたい場合も合いません。YORYOR はポータルサイトではないので、お店を検索して新規のお客さまを送る仕組みはありません(そのぶん、送客手数料もかかりません)。
  • 前金や事前決済が必須のお店にも向きません。決済機能はなく、お支払いは店頭で受け取っていただく形です。

まとめ

  • 電話は「予約したい」「変更したい」「やってますか」に分けて数える。道具選びはそのあとです。
  • ネット受付で減るのは前の2つ。営業時間の問い合わせは、予約の道具では減りません。
  • 減るかどうかは、受付ページのリンクを電話番号と同じ場所すべてに置けたかで決まります。

参考

YORYOR は個人経営・小規模のお店のための予約とシフトのサービスです。料金は1サービス月額980円(税込)で、予約1件ごとの手数料はかかりません。できること・できないこと を先に読んでから、カード登録なしの14日間無料 でお試しください。

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