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Googleカレンダーで予約管理はできる?個人店で足りる範囲と、足りなくなる3つの線

最終更新日:2026年8月24日

予約の管理をGoogleカレンダーでやっている個人のお店は、けっこう多いと思います。実際、予約を受けるところまでGoogleカレンダーだけでできます。

この記事は「いまカレンダーで回しているけど、そろそろしんどいかもしれん」と感じているお店向けに、足りる範囲と足りなくなる線を分けて書きます。機能の多さではなく、お店の受け方の型で決まるという整理です。

先に結論

  • Googleカレンダーには「予約スケジュール」という機能があり、空き時間を公開して予約を受け付ける専用のページを作れます。ネットで予約を受けるだけなら、これで始められます。
  • 足りなくなる線は3つ。①1つの時間枠に受けられるのは1組まで ②商品の個数を押さえる受け方には使えない ③確認メールやリマインドのメールは、有料のサブスクリプションが前提
  • 判断は機能一覧ではなく、お店の受け方の型で決まります。お一人ずつ時間を取るお店なら足りることが多く、同じ時間帯に何人かをまとめて受けるお店や、商品を個数で押さえるお店では足りません。
  • いま足りているなら、乗り換える理由はありません。この3つのどれかに当たってから考えても遅くないです。

Googleカレンダーの「予約スケジュール」では何ができるのか

Googleカレンダーの予約スケジュールは、自分の空き時間を公開して、そこに予約を入れてもらう機能です。予約用のページが用意され、リンクを知っている人が開いて予約できます。予約が入るとカレンダーの予定になるので、その時間はふさがります。

公式ヘルプで確認できる範囲では、次のことができます。

  • 予約ページのリンクを配って予約を受ける(リンクを知っている人が見られる)
  • 迷惑な予約を防ぐために「メール確認を必須にする」設定を入れる
  • 予約に対してリマインダーを最大5件まで送る
  • Stripeのアカウントを連携して、予約時に支払いをリクエストする

ただし公式ヘルプには「対象となる Google Workspace のサブスクリプション、または Google One のメンバーシップが必要な機能がある」という但し書きがあり、予約ページの体裁・リマインダーのメール・有料の予約は、有料のサブスクリプション側の機能として説明されています。無料のGoogleアカウントのままで全部が使えるわけではない、というのが最初に押さえるところです。

足りなくなる線①:1つの時間枠に受けられるのは1組まで

これが一番はっきりした線です。予約スケジュールは、1つの枠に1組が入ったら、その枠は埋まります。

つまり、こういうお店では成立しません。

  • 料理教室・パン教室・ワークショップ(同じ時間に6人まで受けたい)
  • ヨガ・ピラティスのクラス(1レッスン10名)
  • カジュアルな飲食で、同じ時間帯に何組か受けたい

1時間に3組受けられるお店でも、1組入った時点で枠ごと閉まります。同じ時間の枠を人数分だけ並べて作る力業もありますが、キャンセルが出たときにどの枠が空いたのかを目で追うことになるので、あんまり現実的やないと思います。

逆に、お一人ずつ時間を取るお店とは相性がいいです。1枠1組が、そのままお店の受け方と一致しているからです。

なお、この「1枠に1組」は公式ヘルプに定員の設定が見当たらず、解説記事がそろってそう説明しているものです。仕様は変わることがあるので、大事なところなら、ご自身のアカウントで枠を1つ作って確かめてから決めてください。

足りなくなる線②:商品を「個数」で押さえる受け方には使えない

カレンダーが管理しているのは時間です。ですから「食パン2斤とクロワッサン3個を明日の15時に取り置き」のような受け方は、最初から対象外になります。

「15時に予約が入った」ことは記録できますが、「今日の食パンの残りが何斤か」はカレンダーには持てません。残数の管理は手元のメモに戻り、二重管理になります。取り置きが増えたお店がしんどくなるのは、たいていここです。

足りなくなる線③:予約したあとのメール

予約のあとには確認とリマインドがあります。ここが有料のサブスクリプション前提として説明されている部分です。無断キャンセル(ノーショー)を減らす手として前日のリマインドは効くので、それを含めると「無料で始められる」の範囲は思ったより狭くなります。Google Workspace を仕事で契約しているお店ならそのまま使えばよく、契約していないお店はここで一度立ち止まることになります。

お店の受け方の型ごとに見る

お店の受け方 Googleカレンダーで足りるか
お一人ずつ時間を取る 美容室・ネイル・整体・マンツーマンのレッスン 足りることが多い
同じ時間帯に何人かまとめて受ける 料理教室・ワークショップ・ヨガ・カジュアルな飲食 足りない(1枠に1組まで)
商品を個数で押さえる パン屋・ケーキ屋・惣菜店 使えない(時間ではなく個数のため)
回数券・チケットを消化していく 教室・サロン・ジム 対象外(予約ではなく残り回数の管理)

それでもGoogleカレンダーのままでいい場合

次のどれかに当てはまるお店は、無理に変える必要はありません。

  • お一人ずつ時間を取る形で、予約が1日に数件
  • すでにGoogle Workspaceを契約していて、リマインドのメールまで使える
  • 受付口がカレンダー1つだけで、電話やDMの予約を書き写す手間が苦になっていない

YORYOR の場合

私がつくっている YORYOR は、いま書いた「受け方の型」ごとにサービスを分けています。

  • 取り置き予約:商品の個数で押さえる形。1日の上限を決めておくと、残数が自動で計算されて売り切れ表示になります。
  • 定員予約:時間帯ごとに「何人まで」を決めて、人数指定で受ける形。教室やワークショップはこちらです。
  • 予約帳:お一人ずつ時間を取る形。メニューごとの所要時間から空き時間を計算し、お客さまがご自身で変更・キャンセルできます。前日のリマインドメールもあります。

料金は1サービス月額980円(税込)で、予約1件ごとの手数料はかかりません。カード登録なしで14日間試せます。お客さま側はアプリも会員登録も不要で、リンクを開くだけです。

合わないケースも書いておきます。

  • Googleカレンダーとは同期しません。 カレンダーに予定を入れる運用を続けたいお店だと、結局あちこち見ることになるので、たぶん合いません。
  • オンライン決済はできません。 前金や事前カード決済が必須のお店には向きません。お支払いは店頭です。
  • 新しいお客さまを連れてくる仕組みはありません。 ポータルサイトではないので、集客を期待して入れると外します。そのぶん送客手数料もかかりません。
  • 予約データを画面からCSVで書き出す機能は、いまのところありません。

できること・できないことは /spec に全部並べています。料金や解約まわりは /faq のほうが早いです。

まとめ

  • Googleカレンダーの予約スケジュールで、個人店のネット予約は始められます。ただし1つの枠に受けられるのは1組までです。
  • 商品を個数で押さえる受け方は対象外で、確認・リマインドのメールは有料のサブスクリプション前提です。
  • 足りているなら替えなくていいです。上の3つのどれかに当たったときに、困っている1つだけを解けばじゅうぶんです。

参考

YORYOR は個人経営・小規模のお店のための予約とシフトのサービスです。料金は1サービス月額980円(税込)で、予約1件ごとの手数料はかかりません。できること・できないこと を先に読んでから、カード登録なしの14日間無料 でお試しください。

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